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1-1 襲撃者から逃走しろ 消費体力 獲得経験値 獲得CP 入手カード 戦利品 -1 +1 7~15p 技[妄想中] 御坂美琴 力[三バカ] 青髪ピアス 力[無能力者] 上条当麻 とあるシスコンの折り紙 1-2 路地裏を進め 消費体力 獲得経験値 獲得CP 入手カード 戦利品 -1 +1 7~15p 力[無能力者] 上条当麻 思[脚力操作] 一方通行 技[冷静な] 土御門元春 とある神父のカード 1-3 襲撃者の動向に注意しろ 消費体力 獲得経験値 獲得CP 入手カード 戦利品 -2 +2 14~30p 技[不良撃退] 御坂美琴 力[不幸少年] 上条当麻 思[脚力操作] 一方通行 とあるシスコンの折り紙 1-4 襲撃者と距離を離せ 消費体力 獲得経験値 獲得CP 入手カード 戦利品 -2 +2 14~30p 思[脚力操作] 一方通行 力[三バカ] 青髪ピアス 技[不良撃退] 御坂美琴 とある神父のカード 1-5 路地裏から移動しろ 消費体力 獲得経験値 獲得CP 入手カード 戦利品 -2 +2 14~30p 力[無能力者] 上条当麻 技[妄想中] 御坂美琴 思[脚力操作] 一方通行 とあるシスコンの折り紙
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「どないしたんカミやん、鞄なんか漁って」 午前の授業が終わった昼休み。青髪ピアスの少年は上条に話し掛けたが、上条は止まらない。今の時間にこの行動と云うことから、前の質問の答えを得た。 「もしかして……、弁当(午後のエネルギー源)忘れてきたん?」 その言葉を聞いて上条は停止した。何度か鞄を確認して、それでも信じられないと鞄を漁っていたことが無駄だと解ったから。 まぁ無いものは無いんだからしょうがない、と不幸(こんなこと)に慣れている上条は考える。弁当がないなら学食に行けばいいのだが、上条家の財政はとある出費により苦しい。上条の懐事情を知っている青髪ピアスは楽しそうに言う。 「はっはー!カミやん今日は昼抜きやね!いつも一番いいポジションにいる罰や!あぁパンが美味しいなぁ」 他人の不幸を笑うなとかどんな評価だとか代われるものならとか、言いたいことは飲み込む。そのかわり上条が発したのは、 「……。ひとつ、わけていただけますか?」 机の上に数個あるパンを乞う言葉だった。
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【作品名】キューブフィットアドベンチャー 【名前】ゲームキューブ男 【属性】人間 【大きさ】ゲームキューブを持った成人男性 【攻撃力】ゲームキューブを持った成人男性、ゲームキューブを軽々と持つことができる 【防御力】ゲームキューブを持った成人男性、ゲームキューブを傾けたり振ったりしてもしばらく息切れしない程度の体力がある 【素早さ】ゲームキューブを持った成人男性、ゲームキューブを持っていても素早さが落ちず通常通りの行動ができる 【長所】ゲームキューブを軽々と持てる 【短所】それだけ 971◆n0qGxROT0Q 2022/06/05(日) 17 15 27.00ID QBGq4F2m ゲームキューブ男考察 ゲームキューブを持った成人男性 ×サバイバー大和 認識できないので投石負け ×青髪ピアス 鍛えた男子高校生は厳しい ○おふくろの味の成人男性 鍋より強いだろう ○鳩山ルーピー由紀夫 ブーメランで殴るより強いだろう ○ノートパソコン男 ノートパソコンより強いだろう ○★男 リコーダーより強いだろう 青髪ピアス >ゲームキューブ男>おふくろの味の成人男性
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過去は見ない。未来は見えない。時間が経てば『今やるべき事』が必ずある。 名言とは新たな名言を生み出すための命の言葉だ 泣きたいとおもうのは悲しいからだよね?ごめんね‥じゃあ泣きたいとおもわせないくらい幸せにしてあげる
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とある高校の教室。この高校も例外ではなく、ポ○モンが生徒達の間で流行っていた。 「小萌先生ー、ピンクのポケモ○ばかり使うの止めて下さい」 「プリンちゃんにピッピちゃん、ミルタンクちゃん達の何が悪いんですかー!」 「何がって……先生のハピナスがピンクの悪魔だからにゃー」 先生までもがプレイするこのゲーム、実に人気であるのが窺えますね、ハイ。 「うーん……イーブイを何に進化させようか」 えー、わたくし上条当麻は、不定形遺伝子を持つポケモンを、炎水電気エスパー悪氷草のどのタイプにするか悩んでます。 「カミやん、何をそんなに悩んでるにゃー?」 「土御門。お前なら熱血乙女、冷静っ娘、ビリビリ娘、不思議っ娘、小悪魔、クーデレ、アホな娘、どれがいい?(各タイプのイメージは書き手側の偏見で出来ております。ご了承くだしあ)」 「上条ちゃーん、僕も混ぜてーなー」 二人の話し合いに混ざってくる青髪ピアス。正直どうでも(ry。 「イーブイ♀……にゃー。カミやん、ちょっとパーティー見せろぃ」 「? ほらよ」 言われた通り、上条はメニュー→ポケモンでパーティー一覧の画面にし、土御門へ渡す。 「「………ッ!?!?!?」」 「…? どうかしたのか?」 「どうかしたのか?」 「上条ちゃん、ひとつ質問なんやけど、この♀パーティーはなんなんや?」 「キュウコン♀、アブソル♀、ミロカロス♀、チルタリス♀、デンリュウ♀……そしてイーブイ♀」 「…土御門はん!」 「どうした!」 「ボックスの中まで♀が!」 「…………、」 「いやぁ、なんか♂が出なく……お前ら何してんだ?」 「土御門はん」 「青髪ピアス」 上条のDSを、せめてもの優しさから衝撃で破壊しない位置に置き、二人は頷き合う。 「「せーの」」 土御門と青髪ピアスの二人は上条に狙いをすまし、一歩引いて、 『ギ ガ イ ン パ ク ト !』 きゅうしょに あたった! 派手な吹っ飛びで机をなぎ倒し、クラスメイトの悲鳴があがる。 かみじょう は たおれた! 「ゲームの中まで女の子女の子って…」 「上条君。君には。幻滅した」 「一ターン動けないぜぃ」 「人にギガインパクトってワタル(笑)と似たようなことですなぁ」 かみじょう は めのまえ が まっしろになった!
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1ページ目 小萌「はい、今日は皆さんに殺しあってもらいます!」 青ピ「は……? センセーなに言ってん?」 小萌「カリキュラムに殺し合いの必修が追加されたんですよ~」 上条「なんだよそれ!」 小萌「はーい静かに! じゃあ、皆さんにはルールを説明しますね」 ・参加者は36名 ・それぞれの持つ能力は一時的に没収される ・禁止エリアに移動した場合、首の小型爆弾が爆発する ・1日経った時点で誰1人死亡していなかった場合全員の爆弾が爆発 ・最後に生き残った1人が優勝 青ピ「なんやこれ……マジで殺し合いやるんか!?」 小萌「ええ、そうですよ? これも授業です♪」 青ピ「僕はいやや! こんなんおかしいって!」 パァン!! 小萌「他に、参加したくないという人はいますか?」 小萌先生の手には拳銃が握られており 銃口の先では青髪ピアスが額から血を流しながら机へ伏していた 上条「…………(やべぇよ)」 土御門「…………」 青髪ピアス死亡 残り35名 次へ トップへ
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学園都市内での『成績』は、主に能力の強度、学力、その他の特殊技能等を元にして掲出される。 中でも重要なのは、言わずもがな、脳開発で得た超能力の強大さ。 より強力で、より特殊な能力を持つ学生が、『成績優秀』として評価されるのである。 当然ながら、その『成績優秀者』を集めたエリート校も存在する。 例えば、御坂美琴の通う『常盤台中学』や、学園都市の5本指にも数えられる『長点上機学園』、『霧ヶ丘女学院』など。 そして、それらエリート校が集中して本拠を構えるのが、第十八学区。 現在、上条当麻が走り回っている学区である。 上条「ぜっ、ぜっ……ぐ、のっ、結局、知り合いにゃ、誰一人、会わなかったな……」 上条が大きく息を切らしているのは、自宅のある第七学区からここまで、走り通しでやってきたからだ。 初めは公共の交通機関を使おうとも思ったのだが、電車もバスもタクシーも、全く運行していなかった。 学園都市内の公共交通機関はほとんど機械化されているため、運転手などの業務員は必要ない。 システム自体に何らかの異常が起きているか、学園都市側が強制的にストップさせたか、どちらかである。 上条「……にしても、一体、皆どうなっちまってんだよ……?」 上条は、第七学区から第十八学区まで来る間に、フードを持っていた少年のように、顔から血を流して虚ろな目をした人間を何人も見かけた。 というより、見かけた人が全て、そうだった。 なるべく見つからないように、時には物陰に隠れてやり過ごし、時には正面から全力疾走で振り切って、ここまでやってきた。 更に言えば、強力な銃器を持った警備員(アンチスキル)までもが、おかしくなっていた。 上条の右手が打ち消せるのは、『異能の力』だけ。 銃器を使って襲ってくる人間には、到底勝ち目はない。 必死の思いで辿り着いた十八学区だが、インデックスに関する手掛かりも、今の状況を理解する手掛かりも、何も得られていなかった。 上条「くそっ!」 上条は思わず舌打ちをして、近くの電柱に拳を打ちつける。 右拳。あらゆる異能を打ち消す、幻想殺し(イマジンブレイカー)。 けれど、今の状況を打開する為に、この右拳で、一体何を殴ればいいのだろうか。 上条「………ん?」 その時、上条の数十メートル先の道路を、よく知った姿が横切るのが見えた。 上条「あれは、美琴!」 御坂美琴。 『超能力者(レベル5)』の一人、『超電磁砲(レールガン)』の能力者。 上条とは、とある『実験』に関する事件を経て以来、友人のような関係だ(と上条は思っている)。 上条(そうか。常盤台中学も十八学区の学校だったっけ。 何か、必死に走ってる感じだったな……。 それに今アイツ、右肩を押さえながら走ってたような……) 上条は考える。 周囲には、顔から血を流す警備員(アンチスキル)が増えてきている。 加えて、第十八学区は『エリート』の集まる学区だ。 当然、能力の強さも、低くて強能力者(レベル3)、下手をすれば超能力者(レベル5)すら出てくる可能性もある。 安全を考えて、インデックスの手掛かりを効率よく探るなら、なるべくこの学区は離れた方が良いのではないだろうか。 上条(……) →1、御坂の後を追いかける 2、御坂は放っといて、学区外へ出る 終了条件2:『青髪ピアス』を倒す 考える。 御坂美琴は、電気を操り、雷さえも呼び起こす力を持った能力者だ。 たった一人で、最新装備の軍隊一個大隊と渡り合えるほどの力を持った、学園都市第三位の超能力者。 ―――でも、たった十四歳の女の子でもある。 上条(……もしかしてアイツ、誰かに襲われて怪我でもしてるんじゃ……) 走っていた御坂の表情は、離れていた上条には分からない。 本当に怪我をしているのかどうかも分からない。 でも、もし、御坂美琴が誰かに突然襲われて、負傷して、必死に逃げ回ってる途中なのだとしたら。 『あの時』と同じように。誰かの助けを待ってるんだとしたら。 上条当麻は、そんなことは見逃せない。 上条は、街中に消えていった御坂の後を追って走り始めた。 上条(まあ、無事なら無事でいいんだし、それに美琴もインデックスとは知り合いだから、もしかしたらどっかで見かけてるかもしれねーしな!) 勿論、あまり大声で呼びかけたりすると、周りの『操られている』人たちに気付かれてしまう。 なるべく他人に見つからないように、それでも出来る限り速く。 上条は走った。 上条(ってか大覇星祭の時も思ったけど、アイツ走るの速くねー? ……って、どこいった!? やべ、見失った!) いくら自分も疲れているからとは言え、十四歳の女子中学生(もしかしたら怪我人)に走り負けるという事実を、 上条は認められない。 上条(ぐ……ちくしょ、こっちに行ったのは分かってんだ、思いっきり走れば見つかるだろ!) 上条は疲れた体に鞭打って、無理矢理速度を上げる。 とっくに息は切れ、脚もフラフラするが、しかし上条にとってこんなことは日常茶飯事でもある。 それでも、上条は気がつくべきだった。 背後から近付いてくる足音に。 ごがっ 上条「!?」 軽い音がして、上条の身体が前方に強く押し飛ばされる。 前傾姿勢で疾走していた上条は、当然姿勢を保てる訳もなく、地面に叩きつけられて、ごろごろ転がっていく。 上条「っ、なん、だ!?」 辛うじて受け身を取れたお陰で、怪我はほとんど無かったが、背中にまだ衝撃の余韻が残っている。 誰かから攻撃を受けた、と考えるまでもなく、上条は立ち上がり、背後へ向き直った。 上条「―――――お、まえ」 そこに居たのは、これまたよく見知った顔だった。 ただでさえ大した能力も無い人間を集めた上条の高校のクラスの中で、 更に上条と並んで『クラスの三バカ(デルタフォース)』と称される、落ちこぼれの一人。 漫画のような青髪に、不良ぶったピアス。 人のよさそうな笑顔と、線の細い体。 関西人が聞いたら耳に障りそうなエセ関西弁。 その『アイツ』が、そこにいた。 青ピ「かぁーみ、やぁーん♪」 顔から、ドロドロと、血を流して。 上条「――――」 上条は、何も言えなかった。 あの少年を見たときもそうだったが、今度はそれ以上に。 『一般人が』『操られている』。上条は、先ほどそう考えた。 ならば、上条の知り合いもまた、同様に操られている可能性があるのは、自明の事だ。 この、青髪ピアスのように。 上条「――――ぁ、て」 青ピ「へ、へへへへ、かみやぁぁ~~~ん♪ かみ、かみ、かみ、かぁみやんんんんん♪」 青髪ピアスは、楽しそうに笑いながら、上条に歩み寄る。 そういえばコイツは、肉体強化能力の無能力者(レベル0)だったっけ。 だから、後ろから俺に追いついてきたのか。 多分、走ってきて、そのままドロップキックでもしたんだろう。 上条の頭は、そんな無為な思考で埋め尽くされ、十分に機能していない。 青ピ「へ、へへへ、へへへへへへへへへへへ」 青髪ピアスは笑っている。楽しそうに笑っている。 青ピ「かみやぁーん♪」 楽しそうに、幸せそうに、笑いながら、言った。 青ピ「 た ノ し イ ナ ぁ ♪ 」 上条「――――ッ」 上条は、何も言わず、背中を向けて、逃げ出した。 上条(そんな、そんなそんなそんなやめろやめろよやめてくれなんだよそれなんなんだよこれ!) 吐き気を抑えて。疲れも忘れて。走った。 走って走って、逃げて逃げて、そのままどこかへ行ってしまおうと。 でも、もう一度、背中に衝撃。 もう一度、地面に転がる。 青ピ「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ みぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ん????????????」 さっきと同じ。走っていて、追いつかれて、蹴り飛ばされた。 じゃあ、走って逃げられる筈が無い。 上条「……っ……っ」 上条は立ち上がれない。 今度は、蹴り飛ばされて転がされるだけでなく、そのままマウントポジションにもちこまれていた。 青髪ピアスの腕が、上条の首に伸びる。 万力のような力で、上条の首が締めつけられる。 あの少年の時と同じく、人間とは思えない力。 操られている人は、どうやら力も多少強くなっているようだ。 いや、青髪ピアスは肉体強化を使っているからだろうか。 上条の思考は脱線する。 何も考えたくなかった。 昨日まで、普通に学校に行って、普通に馬鹿騒ぎをして、普通に遊んでいた、友人。 いつも三バカ三バカと呼ばれて、何かと一緒につるむことも多かった。 昨日も、夜遅くまで、担任の教師の自宅で、三人並んで特別補習を受けた。 その友人が今、自分の首を容赦なく締めつけている。 上条「……が……っ……ぁ」 名前を呼ぼうとするが、声が出ない。 精神的にではなく、肉体的に、直接喉を締められているのだから。 青髪ピアスは、笑っている。 上条の首を締めながら、笑っている。 ふと、目から流れる血の筋が、上条には涙を流しているようにも見えた。 それでも、腕の力は緩まることなく、上条の意識を削っていく。 上条(………ぁ) そこで、上条はふと思った。 御坂美琴。 大の大人が100人まとめてかかっても敵わないであろう、『超電磁砲(レールガン)』の少女。 彼女が、本当に怪我をしていたのだとしたら、その理由は何だったのだろう。 警備員(アンチスキル)の銃器も、磁力の壁は突き破れない。 学園都市第三位を傷付けられる能力者も、そうはいない。 そもそも、銃器や能力を前にすれば、御坂美琴も警戒するし、それなりの防御行動はとるだろう。 でも、もし。彼女が攻撃されたのが、彼女の友人だったなら。 今、この瞬間の上条と同じように、親しい友人が、顔から血を流して襲ってきたのなら。 御坂美琴は、学園都市第三位の超能力者。 電気を操る、最強の電撃使い(エレクトロマスター)。 ―――でも、たった十四歳の、女の子。 上条の拳に力が入る。 上条の勘違いなのかもしれない。勘違いであってほしい。 それでも、一度考えてしまうと、上条にはそれが許せないことに思われた。 それは御坂美琴でなくともいい。学園都市に住む、ごく普通の学生、教師、その他の一般人でも構わない。 親しい友人、家族、先生、生徒から、突然攻撃を受ける。 殴られ、蹴られ、首を絞められる。 それが、どれだけ惨いことなのか。どれだけ悲しいことなのか。 そう考えるだけで、上条の拳は、硬く、硬く握り締められていた。 上条「……ぉ」 青ピ「?」 上条「――――ッッ!!!」 硬く握った右拳を、青髪ピアスの頬にブチ込む。 容赦はしない。できない。 突然の反撃を受けた青髪ピアスの腕から、僅かに力が抜ける。 それを見逃さす、左腕で青髪の右腕を掴んで引き剥がす。 上条「ごほぉっ! が、はっ、げほっ、げほっ!」 呼吸が戻る。急な酸素供給で頭が揺れる。 それに怯んでいる暇はない。 頬を殴った右拳で、そのまま青髪の耳を掴み、目一杯引っ張る。 青ピ「アアァァァ~!?」 耳を引っ張り、体勢を崩し、マウントの体勢から脚を抜く。 そのまま脚に力を込めて、青髪の身体をひっくり返すように立ち上がる。 そしてそのまま、今度は上条が上になって、マウントポジションを取った。 肉体強化とは言えど、所詮無能力者(レベル0)。 完全にマウントを取ってしまえば、そうそう崩せはしない。 上条は、再び右拳に力を込める。 上条「……悪い、必ず、俺が元に戻して見せる。 だから、今はちょっと我慢してくれ」 青髪の顔面を殴っても、耳を引っ張っても、やはり『何か』を破壊出来た感覚は無かった。 人を操っている『何か』は、直接身体を触っても破壊出来ない類のモノなのだろう。 青ピ「 ア ァー」 青髪は、一声呻いてから、 青ピ「 さ すガ は カ ミヤ ン や ネ 」 ―――確かに、そう言って、笑っていた。 上条は迷わない。 全力を込めた右拳で、青髪の顔面を、真上から叩き伏せた。 硬いコンクリートの路面に、青髪の後頭部を叩きつけるようにして。 冗談みたいに、小さく、軽い音がして、青髪ピアスの少年は、動かなくなった。 終了条件2(ミッションコンプリート)
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秋。運動会を終えた学生たちを待ち構えるのは勿論『文化祭』の三文字である。学園都市の文化祭は大覇星と同じ様に盛大である。各学校が学校全体で一つの出し物及び研究を行う、学校全体で一つといっても学園都市には相当数の学校がある。無論、それらの学校の出し物が一日で全て終わるはずもないので、文化祭には期間として3日間を設けている。屋台なども出店許可がおりているため生徒は自分の出し物の番以外はそれぞれで楽しむことができる。 「んで、カミやん。どうするよ?俺達の演劇って3日目だろ?何か見たいもんでもあんのかにゃ?」 群集と喧騒の中を抜けていく3人の軍団の中で一番右を歩く金髪の少年が真中を歩く黒髪ツンツン少年に尋ねた。 「い~や、ねぇな」 黒髪の少年、名を上条当麻は文化祭の一日目のパンフレットを見ながら気だるそうに呟く。 「ボクも、午前中はないわ~。午後の常盤台中学の演劇ってのは見てみたいけどなー」 笑顔で言うのは長身青髪ピアスの少年。少年と表記すべきではないのかもしれないが二人の少年とツルんでいるのだから少年と表現せざるを得ないだろう。 「お?やっぱり。常盤台の演劇は毎回出来がいいからにゃー」 「ちっち。甘いで、つちみー。劇の内容なんてどうでもいいんや。可憐な乙女達が同姓で繰り広げる至高の宝塚。劇中できっとアレなんだから、校内はきっとマ○み○(自主規制)状態になっているに違いない!!」 「はいはい。間違ってもスールの誓いとかはないからな。それに常盤台なら俺ゃ、パス。」 青髪ピアスの言葉に不機嫌そうに答えた上条の言葉に金髪少年もとい土御門元春と青髪ピアスから冷たい視線が突き刺さる。 「なんでやねん、カミやん!!去年は一緒に常盤台の演劇見て興奮してたやないか!!」 「そうだぜよ。やっぱ、ツンデレはいいなぁ。とか呟いてたのを忘れたのかにゃー!!」 「あー・・・・・忘れた」 「「うぉい!!」」 絶妙な突っ込みはおいておいて、上条がさきほど述べた言葉は真実である。上条は3ヶ月前ぐらいから記憶喪失である。 原因は不明。その症状は学園都市の名医『冥土返し』さえ克服できないほど深刻なものだ。だから、上条には去年の文化祭がどういうものであったのかはもちろん、この二人が本当に友達であるかどうかすらも分からないのだ。 「あ、もしかしてあの娘かにゃ?ほら、あの。7月31日にカミやんの胸に飛び込んできた・・・・」 「御坂美琴か!!」 「何でお前が知ってんだよ!!」 本気で恐ろしくなって上条は大声で尋ねた。コイツなら本当に学園都市の全女子生徒を知っていたとしてもおかしくはないが・・・ 「ふふふ。カミやん、ボクを誰やと思ってる?熟女からロリに幼女・・・様々な女性の原典を内包する王。それがボクやで?そんじょそこらの女の子ならいさ知らず。常盤台中学のレベル5の名前ぐらいは基本中の基本やろ。うむ。アレだ。数学で言う所の対数関数のグラフを書けって感じの問題だな」 例えが難しいし、何よりも何なんだそのどっかの金ピカみたいな肩書きは。 「あー、御坂は関係ねぇよ。多分な・・・つーか、行きたいなら二人で行ってくりゃいいだろ」 「・・・・・」 上条は正論を言ったまでだが土御門がニヤニヤと口元に笑みを浮かべて上条を見つめていた。 「な、なんだよ?」 「いやー、カミやんにも可愛いところがあるにゃー、と思ってな」 「は?」 眉を潜めて土御門へと振り返る上条。その表情をさらに土御門はニヤニヤとさらに深い笑みを作って。 「よせよせ。カミやん。言いたいことは分かる。俺達二人は邪魔なんだろ?」 再び、は?という表情をしている上条を尻目に土御門は青髪ピアスの耳元で何かを囁くと、青髪ピアスは目線で後ろを見、そして口元にニヤリという笑みを浮かべると早足に上条と距離を放した。 「ちょ、何なんだよお前等・・・・・」 と、駆け出そうとした上条は突然何か背後から達人のオーラのようななにやら分かりにくいオーラを感じ取った。だが、上条は知っている。このピリピリと触れるもの全てをビリビリさせるようなオーラの正体を。上条は理解した。なぜあの二人が逃げるようにして立ち去ったのかを 「あのー・・・御坂さん?あなたはそこで何をしていらっしゃるのですか?」 後ろを振り向かないで尋ねる。返事はない。 「っ。何か言えよ御坂・・・・いぃっ!?」 上条が振り向いた先。確かに御坂は存在した。あぁ、確かに存在した。 美琴そっくりの御坂妹がそこにボゥと立っていた。
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第一章〜錬金術師と魔法使いなディープブラッド〜 「あつい…」 「…あついな」 炎天下の中、シスターと少年は歩いていた。 今日は補習無しになったので、ちょっと街の探索に出掛けることにしたのである。 インデックスは誘わない方が良かったんじゃ…。 「とうま、あれ」 …インデックスが指したのは、アイスクリーム店だった。 別にお金は無くもない。で、食べたいのかと聞くと——。 この後上条当麻は正直者と優しい人は別だという事を知るが、それはまた別の話。 そして、『今の』上条当麻にとって、とっても恐ろしい言葉がかけられる。 「あ、カミやん…!?なんやのその子は!?」 「…えーと…」 上条当麻はこいつと友達だったんだ〜…。 「(なあ、インデックス、コイツにはどうやって言えばいいんだ?)」 「(うーん…つちみかどーって人の方がはなしやすかったかも)」 「あ、とうま、あそこで話すことにしない!?」 インデックスが指したのは、とあるファーストフード店。 シスターと青髪ピアスと巫女さんと不幸な少年が座っていた。 上条当麻はおなかのすいたインデックスにシェイクをおごらされた。 三つも。 むしろそんなにたくさん食べられるのか。あれすっげえ甘いのに…。 それは置いといて、 「えーと、君、おれの知り合いなんだよね?」 巫女さんと相席になってるが、まずそっちは置いといて。 とりあえず、この青い髪の二次元星人から片付けよう。 「は?何いうてますのん、カミやん。記憶喪失みたいなことは言わんでええから「それだよ」 青髪ピアスが首をかしげた。 「それは不思議系でんぱ「だから本当に記憶喪失なんだよ」 ちょっと黙る。インデックスがシェイクをチューチューすする音だけが聞こえる。 ふと、巫女さんが何か言ってることに気付く。 「く、」 あ、やばいデジャヴだなんかこんなこと前にもあったような——!? 「食いだおれた」 …聞かなかったことにしよう。 「で、青髪ピアス、なにか聞くことあんのか?」 「いや、話しかけられたら返事はするもんやで、カミやん」 そうは言われても不思議すぎる…。 「ほら、とうま話しかけてみてよ」 「いや、待ってください…」 「どうせじゃんけんやってもカミやんが負けんのやろ?だったら最初からカミやんが…」 不幸な上条当麻はじゃんけんで勝ったことはほとんどない。 (勝ったら掃除当番の場合は勝つ)
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「池!」 『遅くなりました、ステイル』 「下の状況はどうだった?」 『余り目立たない先生は、ほぼ壊滅してしまった様です。 地獄絵図ですね、まるで 誰も主人公達に共闘させ、組織的に行動させようなどと考え付きませんでしたから…… 何処の誰か知りませんがやるものですね』 「池隼人、率直に聞く。 魔術サイドの主人公ポジションでありながら余り目立たない…… 僕はもうおしまいか?」 『否!!(ノー) ありえません! ラノベ界の完全スルー組に比べれば、 この程度、苦況(ピンチ)の内にも入りません。 ラビュリントスから完全スルー組が、そして上層から我々が迎撃、いや『出撃』します。 スルー組全体の総意どうり、 主役達は一匹たりともこの学園から生かして返しません。 あの小僧達、坂井、上条、全ての主役に。 スルー組の授業料がいかに高額か、 教育してやりましょう』 「あー不幸、ほんとーに不幸。本当 この学園は戦力の差が激しすぎるんだよなー」 上条当麻は迷路の中を坂井悠二、それと青髪ピアスと走り回る。 「まぁまぁ。早く皆を探さないとね」 「カミやーん早く子萌せんせーをぶるぁっ!!」 その時青髪ピアスの後ろの壁が突然弾け、破片が彼の頭に直撃し、彼は意識を失い倒れる。 (狙撃!?) そして曲がり角に人影が見え、彼等の方に歩き出す。 「外したか…… やはりシュミレーションどうりにはいかないな。 ……これは、青髪か。 大体サブキャラの癖に、 目立ちすぎなんだよッ!!」 悠二の眼前には大仰なライフルを構える見知った人物『池隼人』がいた。 「池隼人、準スルー組副長。 元御崎高校、メガネマン」 「いっ、池?!」 悠二は眼前の敵が池だという事を理解出来ずにいた。 だが上条は気付く、彼の目が『もの凄く』据わっている事に。 ――やばい!こいつはやばい! 「坂井!あぶねぇ!!」 上条はあわてて曲がり角に悠二をひきずる。 刹那、池は銃撃を開始した。 「なっ、なんで池が僕達を?生徒じゃないか?」 池は淡々と。 「甘い、やはり偽善者は偽善者だな。 僕の良心に目を付けたのはいいアイデアだが、 それでは、スルー組の怨念には届かない」 弾丸は容赦無く彼等の隠れている壁を撃ち続ける。 「小便は済ませたか? フラグ神様にお祈りは? そこでガタガタ震えて命乞いする準備はOK?」 深い暗闇 銃身の火花と 彼のメガネだけが光っていた。 to be continued CAST 灼眼のシャナ 池速人 坂井悠二 とある魔術の禁書目録 ステイル=マグヌス 上条当麻 青髪ピアス